独房にて。
魂の改竄失敗記念。


閲覧非推奨。

ただただ、そうして、なぜか、殺したくなった。

どろりとした血流。
まとわりつく脂肪。
垂れ流れる汚物、に。
劈く、喘ぐような動物めいた悲鳴。
怯えた怒声に、許しを請う狂ったような呟き。

そのすべてが、まるで、光り輝いている宝物のように、思う。
自分には、金銭よりもはるかに価値を感じられる、それら。

暗殺に携わっていた時にでさえ、殺すという行いは、行為以上のものではなかった。
割り振られる仕事の一環であって、望んでするものではない。
なのに、今ではどうだ。
すっと深く息を吸って、澱んだ埃くさい空気を肺に入れる。
脳裏にちらつくのは、恋しいまでの、血液の赤。

ああ、殺したい。踏み躙りたい。嬲りたい。
欲求だけが膨らんで、押さえつけられ、終わる。
堕ちるのは、こういうことなのだという、確かな実感。
茫洋と時間を浪費し、己の命にだけ執着する。
そんな昨日までの、流され生きるだけの日々の、なんと愚かなことか。

今身を包む感じたことのない強烈な衝動は、とても、あまやか。
そして、幸福、で。


いっそ、名を、呼ばなくていいよと、願う。
これ以上の幸いは、どうせ訪れることなどないのだから。










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いわゆる、半堕ち。
元々望みなんてないし、何にも誰にも期待もしてない。
何もないから、己の生にしか執着できない。
気に入ったものでも、すぐに諦められる、見送れる。
だから、闇堕ちでもしようものなら、絶対戻ってこらんないPC。

救出の呼びかけ、あざっしたー